「おみそ」感想文コンクール

平成18年度 第14回

平成18年度 第14回

平成18年度 第14回小学校家庭科副読本
『おみそ調べてみよう!食べてみよう!』読後感想文コンクール入賞者発表

最優秀賞

「涙のみそ汁」
岩手県盛岡市立仙北小学校 五年 山崎美咲

「お母さん、おなかすいた~……。あ、今日のみそ汁の具、何~?」

これがちょっと前のお母さんと私の会話でした。不思議に思うのは、チョットしたことで、ふだんの生活ってかわるんですネ……。

ある日のこと…「ただいま~。」…あれ?っと思い部屋に入ると、お母さんが倒れていたのです。ビックリして、声が出ませんでした。とりあえず熱をはかると、四〇度あったんです。

その日は、お父さんが出張でいませんでした。だからその日のごはんは、私が作ることになりました。ほとんどの料理は作ることができたのですが、どうしたことか、みそ汁だけがどうしてもうまく作れませんでした。といっても、まったく作れなかったわけではありません。弟が、お母さんの作ったみそ汁じゃないと、飲んでくれないんです。私は、泣きながら作りました。みその量が、どんどんへっていき、とてもあせりました。

…「で、できた~。」まったくいっしょではなかったけれど、似た味がだせたんです。弟も「おいし~。」といって、おかわりまでしてくれました。

「お母さんにも飲ませて…」消えそうな声で、お母さんに言われました。
「うん。」そう言って、小さな茶わんにみそ汁をよそい、さしだしました。
「おいしい~。…今日はアリガトね。たすかったわ。」
そう言われた瞬間、涙がぽろぽろ落ちてきました。
気がつくと、お母さんも泣いていました。
「ホントにありがとう。お母さんは、幸せ者だね。」
私の初めてのみそ汁作りは、とてもうまくいきました。

その味は……「幸せ」