IMPRESSION COMPETITION小学校家庭科副読本『おみそ 調べてみよう!食べてみよう!』
読後感想文コンクール
平成21年度 第17回 入賞者発表

戦国武将と味噌[みそ健康づくり委員会委員長賞]

東京都足立区立扇小学校6年生坂倉 佑汰

僕がこの本を読んで、面白いなぁと思ったのは「徳川家康の長生きの秘密」でした。昔の人は短命だったと聞いた事があるけど、戦国時代は、寿命が三十七〜三十八才で、今と比べると本当に短く、僕はこれからやりたい事がたくさんあるから、四十才までしか生きられないと言われたら、ちょっと困ります。
しかし、そんな短命な時代でも、徳川家康は、七十五才まで生きたそうです。医学も発達していない時代に、そんなに長生きするなんて、ビックリです。とても興味がわいてきたので、家康など、戦国武将と味噌の関係について調べてみました。
味噌は平安時代から貴族の中で食べられていたようですが、庶民には、手が届かない「ぜいたく品」でした。
その後、鎌倉時代になり、武士階級の「一汁一菜」の食文化が広まり、室町時代になり、やっと庶民にも味噌汁が広まり、自分達で味噌を作るようになりました。
戦国時代になると、くさらない、塩分、たんぱく質など栄養価も高いことから、兵士達の必需品となり、全国で作られるようになったそうです。調べていくうちに、「独眼竜正宗」で有名な伊達政宗は、「軍用味噌蔵」を作り、味噌の生産に力を入れていた事がわかりました。おもしろい事に、正宗の趣味は「料理」だったそうです。映画「スターウォーズ」のダースベーダーのマスクの見本となったあの正宗が、味噌汁を作っていたと思うと、何だか不思議です。やはり、味噌は体に良い食品だからこそ、武将達が食べていたのかなぁ?と思いました。
今まで僕は、味噌汁は好きだったけど、こんなに栄養があり、昔の偉人達が、毎日食べていたなんて、思いもしませんでした。今、学校で、歴史を習っているけど、織田信長も、豊臣秀吉も、徳川家康も、みんな味噌を食べていたそうです。
こんなに有名な武将達が毎日食べていたのだから、僕も味噌汁を作って、食べてみたくなりました。
どれ位長生きできるか分からないけど、味噌を食べて、健康で楽しい毎日にしたいです。

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