IMPRESSION COMPETITION小学校家庭科副読本『おみそ 調べてみよう!食べてみよう!』
読後感想文コンクール
平成21年度 第17回 入賞者発表

日本での味噌、チェコでの味噌[最優秀賞]

チェコプラハ日本人学校5年生山田 ひかる

「いただきまーす。」私のはしが真っ先にのびるのは、いつも味噌汁です。体も心も温まり、とても落ち着くことができます。味噌汁のもと、味噌をしっかり見ると、味噌と生活がどれだけ一体化しているかが分かりました。
まず、日本の味噌です。私の出身地、愛知県には、いろんな味噌料理があります。味噌煮込みうどんや味噌かつ、どて煮など数えきれないほどです。その中で私が一番好きなのは、味噌田楽です。味噌田楽とは、味噌をいろんな調味料と混ぜたものを、ナスや豆腐につけてあるものです。味噌が口の中でほんのり香るからです。他の味噌料理も私は大好きです。
そして、私は今チェコに住んでいます。日本よりは味噌と接する機会が少なくなってしまいましたが、やはりかかせないものだと思います。
ある日、一週間の旅行から帰ってきた後に、味噌汁を飲んだ時のことです。その間日本食を食べていないからでしょうか、いつもより心が温まり、体にしみてきました。このように、日本から離れている今でも、味噌は私たちを支えてくれています。
また、海外でも味噌は親しまれています。外国人は、日本食が好きな人が多いです。日本料理店で外国人が味噌汁を飲んでいるのをよく見かけます。日本だけでなく、海外でも味噌は人気ということも分かりました。
今まで当たり前のように食べていた味噌ですが、私たちの生活によく根付いていることが分かりました。チェコに住んでいる今も、味噌は大切な食材になっています。日本をこえ、海外でも味噌はなくてはならないものになっていることも分かりました。これからも、人々の心が落ち着いて、ホッとできるような味噌でありますように…。

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