IMPRESSION COMPETITION小学校家庭科副読本『おみそ 調べてみよう!食べてみよう!』
読後感想文コンクール
平成25年度 第21回 入賞者発表

OMISOを世界に[優秀賞]

スペインマドリッド日本人学校6年生鎌倉 美湖

「炙りサーモンの辛味噌、本当においしかったね。」
私が言うと、母が教えてくれた。
「みそは、さっきの枝豆と仲間なんだよ。枝豆をかんそうさせると大豆、その大豆からできるのがおみそ。」
私の父はオランダ人、母は日本人だ。そして今、スペインに住んでいる。スペインでも、日本食材店に行くと、みそを手に入れることができる。だから、私の家では、米みそのみそ汁を時々食べる。
みそをおにぎりに付けて食べるのも好きだ。また、みそ汁はもちろん、豚汁も大好きだ。「おみそ」の本を読むと、おいしそうな料理が載っていた。そこで、私は「みそシチュー」を作ってみた。ワインやトマトとみそを一緒にするなんて…と思ったが、食べてみると、とてもおいしかった。料理中に、みその入っているものと入っていないものを味見した。すると、みその入っている方が、こくがあっておいしかった。また、香りもよかった。
「初めての組み合わせだけど、いい味になったね。」
「本当においしいね。オランダでもぜひ作ってよ。」
母も父も笑いながら言った。妹はよろこんで、二杯目のおかわりをした。ちょうど近所のスペイン人が来たので、一口食べてもらった。そして、みそのことを説明すると、おいしくて便利な食材だなあと感心していた。
「おみそ」の本を読んでいろいろなことが分かった。健康によいこと。昔から、ずっと食べられてきたこと。
みそを使った料理が、外国でもだんだんはやってきている。おいしいし、健康にもよいからだ。でも、もっといろんな人にみそを食べてほしい。おみそを世界に広げ、日本の食文化を世界中のみんなに伝えていきたい。

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