IMPRESSION COMPETITION小学校家庭科副読本『おみそ 調べてみよう!食べてみよう!』
読後感想文コンクール平成21年度 第17回 入賞者発表
『おみそ』を読んで[最優秀賞]
大阪府茨木市立大池小学校6年生山内 あかり
「おみそ」私はこの題を見てこの本に興味がわきました。理由は、初めて一人で作れるようになった料理が、おみそしるだったからです。
はじめておみそしるを作ったときの、家族の笑顔が心に残っています。それに、一人でつくれたことは、とても達成感がありました。今では、おみそしるを作るのが、とても好きになりました。
私のお母さんは働いているので、時々、私が夕ごはんにおみそしるを作ることがあります。でも、具には何を入れたらいいのかわかりませんでした。だから給食におみそしるがでたら、「おみそしるノート」に具や切り方、味のこさなどをメモするようにしました。こうやってメモしておけば、具も分かるし、よりおいしいおみそしるが作れるんじゃないかなぁと思ったからです。おみそしるを上手に作れるようになって、家族や祖父母に喜んでもらいたいです。
この本を一ページずつめくるたびに、私はいろんな知識を得たような、得意な気持ちになりました。特に心をひかれた所は、二つあります。
一つ目は、いろいろなみそ料理が各地にある、という所です。こんなにたくさんのみそ料理があることを知って、私は、とてもおどろきました。私は、おみそを使った料理を、おみそしるとさばのみそ煮ぐらいしか知りませんでした。そんな知識が少ない私に、この本は、たくさんの知識をあたえてくれました。
この本にのっているみそ料理の中でも、私が一番心をひかれたのは、「わっぱ煮」と「ほう葉みそ」です。
「わっぱ煮」について私は、「焼いた石を入れる」というところに注目しました。石を入れたおみそしるなんて、聞いたことがなかったからです。私は(石をわざわざ焼いてまでして、入れんでもいいやん)と思いましたが、おみそしる一つを作るのに、とても工夫されているんだなぁと思いました。
「ほう葉みそ」については、「おみそにかおりを移す」というところが良いなぁと思いました。見たこともないほう葉の良いかおりが、今にもただよってきそうだったからです。
二つ目に心に残っているのは、みそができるまでのページです。毎日食べているおみそを作る事が、こんなにも根気のいる仕事なんだなぁと思いました。私が毎日おみそを食べられていることに、感謝しました。とくに蒸し大豆をつぶすのが、大変だなぁと思いました。これを、昔の人は手作業でしていたのに、おみそが税金だったことに、少し腹が立ちました。それだけおみそが貴重だったということだけど、やはり腹が立ちます。
私はこの本を読んで、色々感じたり、学んだりしました。そして、この本で学んだことを、実際の生活に生かしていこうと思います。今後も、おみそについてのありがたさを忘れずにいようと思います。