IMPRESSION COMPETITION小学校家庭科副読本『おみそ 調べてみよう!食べてみよう!』
読後感想文コンクール平成22年度 第18回 入賞者発表
ええ花が咲いた[文部科学大臣賞]
山口県周南市立沼城小学校6年生水津 靖子
私の一日は、おみそ汁で始まります。時々、朝ごはんがごはんではなく、トーストの日もありますが、それでもおみそ汁は飲みます。
おみそ汁に使うみそは、おばあちゃんの手作りです。おばあちゃんは「なめら」という地区に住んでいるので、私たち家族は、おばあちゃんのみそを「なめらみそ」と呼んでいます。手前みそですが、おばあちゃんのみそは世界一おいしいです。
毎朝、同じみそなので、同じ味のおみそ汁ばかりを飲んでいるみたいですが、そうではありません。季節によって、具がちがうからです。おばあちゃんの畑には、季節ごとに色々な野菜ができます。春はたけのこ、夏はなす、秋はさつまいも、冬は大根。どれもおいしいみそ汁の具になります。赤ちゃんみたいに小さなおいもや、変な形のにんじんも、おみそ汁の中では主役です。
「おみそ」におみそ汁を飲むと、ごはんだけでは不足しがちなたんぱく質やビタミンなどをみそで補うことができると書いてありました。おみそ汁の中に、季節の新鮮な野菜をたくさん入れると、その他の栄養もしっかりとれると思います。
おばあちゃんは、麦みそを何日もかかって作ります。「ええ花が咲いた」と、こうじの発こうの様子を見て言います。世界一おいしいおばあちゃんのおみそのひみつです。作った時のおばあちゃんの気持ちが、おみそのおいしさを作り出しているんだなと思いました。
私の家では、なめらみそを使って、他のお料理もよく食べます。その中でも私が一番好きなのは、さばのみそにです。給食に出るさばのみそにも好きだけど、なめらみそで作ると、もっともっとおいしいです。
おいしいおみそと野菜をたくさん作ってくれるおばあちゃんと、毎朝おみそ汁を作ってくれるお母さん。そして、私を健康にしてくれるおみそに感謝して、明日からもおみそ汁をいただきます。