IMPRESSION COMPETITION小学校家庭科副読本『おみそ 調べてみよう!食べてみよう!』
読後感想文コンクール平成23年度 第19回 入賞者発表
おばあちゃんの味とお母さんの味[最優秀賞]
山口県周南市立沼城小学校6年生有間 千尋
私は、みそ汁が大好きです。
お母さんが作ってくれるみそ汁は残っている野菜で作ってくれるので具の組み合わせが日によって違い、バリエーションがたくさんあっておいしいからです。
私のおばあちゃんはみそを作っているので作り方を聞いてみると、時間をかけ、一つ一つの工程をふんで、とても大変な作業だということを知りました。
副読本にもみその作り方はかかれていますが、おばあちゃんの作り方とはちがっていました。作る人によって世界に一つだけのおいしいみそが出来るのだと思います。さらに、それを使ってその家の味へと変わっていくのです。
私はおばあちゃんの作ったみそをそういう気持ちで食べたことがありません。今度は世界に一つだけのおばあちゃんのみそを味わって食べてみようと思います。
私のお母さんの作るみそ汁は、残念ながらスーパーで売っているみそを使っています。だから、世界に一つだけというわけではありません。でも、私のお母さんは、とびうおの子供のあごでだしを取っていて、その中に冷蔵庫の残り野菜を入れて、具だくさんのみそ汁を作ってくれます。だしのおいしさや野菜の栄養がたくさん入った特製みそ汁です。副読本には、「みそは病気予防の効果がある健康的なおかずの一つでいろいろな実を入れると、さらにバランスが良くなる。」と書いてありました。私の家族が健康にくらせる秘訣はもしかしたら具だくさんの特製みそ汁にあるのかもしれません。
私もお母さんになった時は、温かいみそ汁を家族に飲ませてあげたいです。その時には、おばあちゃんの味でも、お母さんの味でもない、私の味が出したいです。でも、その味には二人の味がかくれているのだと思います。