IMPRESSION COMPETITION小学校家庭科副読本『おみそ 調べてみよう!食べてみよう!』
読後感想文コンクール
平成23年度 第19回 入賞者発表

栄養満点のみそ汁[優秀賞]

高知県高知市立一ツ橋小学校6年生高島 圭介

朝起きて台所に下りていくと、毎朝鰹節の匂いが部屋いっぱいに広がっています。
僕の家族は、毎朝、鰹節の出汁にたくさんの具材が入ったお味そ汁を飲んで一日がスタートします。
夏は、ミョウガやなすなど旬の食材にワカメや豆腐、しいたけなどを加えたお味そ汁が定番です。僕はまず一口すすってから朝食をいただきますが、この一口目が特に美味しく、えい養満点のお味そ汁がお腹の中にすーっと入っていき、体内の細胞が一気に目覚めるような感じがします。
一学期の家庭科の授業でお味そ汁を作る授業がありました。毎朝お母さんが作るお味そ汁は手際がよくあっという間に出来上がるので、「かん単に作れる!」と思ってクラスのみんなと作り始めましたが、具の切り方や厚さ、煮るタイミング、味その量は?などみんなで考えながらの調理になりました。特に味その量がわからなくて僕たちの班は、薄口の味になってしまいましたが、みんなで作ったお味そ汁も家のと同じくらい美味しかったです。
どんな具を入れるかを話し合うのも楽しかったです。僕たちの班は、大根と油揚げとねぎが入ったお味そ汁を作りました。
学校から配られた「おみそ」のテキストをお母さんと読んでみると、味そは、千年以上もの長い間、生活の中で生き続けていて、健康を保つ食品として注目されていることを知りました。また、原料のだいずには良質のたんぱく質などの栄養素がたくさん含まれていることも学びました。消化吸収しやすい健康によい食品で、いろいろな旬の具を加えることで何通りもの味や季節を楽しめる百点満点の料理だと思いました。
僕の家では、冬になるとサツマイモやぶた肉ゴボウや人参に赤みそと白みそを加えた豚汁が大人気で、ねぎを仕上げに入れます。これから食欲の秋を迎えるので、美味しい旬の具がたっぷり入ったお味そ汁が楽しみです。

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