IMPRESSION COMPETITION小学校家庭科副読本『おみそ 調べてみよう!食べてみよう!』
読後感想文コンクール平成27年度 第23回 入賞者発表
「みそ」について感じていること[優秀賞]
広島県海田町立海田南小学校5年生東岡 杏奈
わたしのおばあちゃんは、「米みそ作り」をしています。米みそ作りで一番大変なことを、今回インタビューしてみました。
それは、大豆をアクを取りながら弱火で約六時間ゆでることだったそうです。今は圧力なべという少ない時間で調理ができる、とても便利ななべを使用しているようです。この圧力なべを使うと、大豆を約十分でゆでることができます。おばあちゃんが、米みそ作りで工夫していることは、みその表面にお酒をつけることだそうです。理由は、お酒には消毒の効果があり、カビの発生を防ぐことができるのです。
おばあちゃんは、安芸郡くま野町に住んでいて、広い畑で農作物もたくさん作っています。畑でとれるにんじんや玉ねぎ、大根、さといもに加え、手作りの米みそを使って作るぶた汁は、私にとってまほうの一品です。
みその主な原料の大豆には、たんぱく質が多くふくまれています。たんぱく質は、私達の体のきん肉や血液を作るもとになり、私達子どもの成長には欠かせない栄養素です。平均寿命が三十七才から三十八才だった時代に七十五才まで長生きをした将軍・徳川家康は、毎日大根などの根菜類がたくさん入ったみそ汁を食べて、健康に心がけていたといわれています。
わたしは、今回のインタビューをきっかけに、自分でみそを使ったおいしい料理を作ってみたいと思いました。そしていつか、おばあちゃんの、米みその作り方を学び、おばあちゃんの家に伝わる米みその味を受けついでいけたらいいなと思いました。